ノーリツ鋼機は、米国のJLab Audioの全持ち分を約350億円で取得し、子会社化することを決定した。JLabは、ワイヤレスイヤホンや子供向け・ゲーム向けヘッドホンを主力とするブランドで、ノーリツ鋼機は周辺事業の強化策として新たなM&Aを模索していた。取得予定日は2021年5月10日で、今後、アジア・太平洋地域や欧州での事業展開も目指す。2021年5月6日に持ち分の取得が完了したと発表された。
【M&Aアドバイザーのコメント】
今回のJLab Audioの買収により、ノーリツ鋼機はパーソナルオーディオ関連製品市場に進出し、事業の多角化を図ることができる。また、アジア・太平洋地域や欧州での事業展開も目指すとのことで、グローバルな視野での成長が期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。